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本記事の内容
退職代行を使用する際の流れ・手順8STEP
通常の退職と退職代行の流れ・手順の違い
退職代行の流れ・手順をスムーズに進めるためには?
退職代行提携の転職サポートは使用べきではない理由
今回は退職代行の流れ・手順について分かりやすく具体例を挙げつつ、実際に下記の退職代行を使用した知人3人の話しも交えてお伝えしていきます。
また、通常の退職と比較してどのような違いがあるのかも表で分かりやすくお伝えしますね。
本記事を読むと『退職代行の手続きの全て・スムーズに進めるコツ』が明確になります!
◆目次◆
退職代行を使用する際の流れ・手順8STEP
退職代行を使用する際の流れ・手順は下記8STEPです。
・1、退職代行業者へ無料相談
・2、依頼者情報・退職に関する希望の伝達
・3、代金の支払い
・4、退職代行手続きスタート
・5、会社の返答などに関わるフィードバックを受ける
・6、業者の指示通りに作業をこなす
・7、退職完了
・8、退職完了後のアフターフォロー
順番に解説していきます!
1、退職代行業者へ無料相談
まず初めは退職代行業者へ無料相談を行いましょう。
業者への連絡手段は、LINE・電話・メールが主流です。
LINEであれば手軽に素早くやり取りできるので、最もオススメです。
一部の弁護士事務所を除き、何度相談しても無料なので下記のような疑問は全て解決しつつ、納得できる業者へ依頼して下さい。
有給消化や残業代、退職金など法律事務にも対応できる?
追加料金は本当に発生しない?
(派遣やパートなど有期雇用の場合)退職できるか?
レスポンスは早くて丁寧か

2、依頼者情報・退職に関する希望の伝達
依頼する業者が決まったら「ヒアリングシート」と呼ばれる、業者独自のフォーマットに依頼者情報・退職に関する希望の伝達事項を入力します。
ヒアリングシートへの具体的な入力事項はザックリまとめると下記の通りです。
退職代行希望日(希望時間)
氏名(ふりがな)
生年月日
電話番号(メールアドレス)
現住所(住まいは寮や社宅か)
本人確認書類(LINEに写メ送る)
会社名(有期雇用の場合は派遣元会社名)
人事担当もしくは上司の氏名
人事担当もしくは上司の所属部署
雇用形態
勤続年数(入社年月日)
あなたの所属部署
退職理由
貸与物や私物の有無
職場への伝言や確認事項等

3、代金の支払い
ヒアリングシートを入力し、業者との合意が得られるといざ代金を支払います。
多くの業者が『クレジットカード/振込』で対応しており、稀に電子マネーでも支払えます。
1つ注意なのは、深夜に業者へ依頼し、その日の朝に退職代行決行かつ支払方法が振込のみの場合です。
上記の場合は銀行のインターネットバンキングで振込⇒振込明細の写メを業者へ送付する必要があります。
そもそも、振込明細だけでは作業に移ってくれないケースもあるので要確認です。
※本記事でオススメしている『弁護士法人みやび』は支払いが振込のみですが、振込明細で対応可能です
4、退職代行手続きスタート
退職代行希望日になると、業者があなたの退職の意思を会社へ電話で伝えます。
また、電話の際に『退職日、有給消化、あなたから預かった伝達事項』などを全て伝えて退職交渉をしてくれます。
なので、あなたは当日の朝、ボーっと寝てるだけで退職手続きが勝手に進んでいきます。楽チンすぎますよね。
知人3名が体験した、当日の朝の状況が気になる方は以下記事をどうぞ!
5、会社の返答などに関わるフィードバックを受ける
会社への連絡が終わった段階で業者よりフィードバックがあります。
例)即日退職できました!、有給を全て消化して〇月〇日が退職です! etc...
とにかく依頼者側はひたすら業者からの連絡を待ちましょう。

6、業者の指示通りに作業をこなす
基本、業者が全て間に入っての手続きとなりますのであなたは指示待ちでOKです。
業者からは、下記のような指示があります。
・退職届の作成&郵送(業者からフォーマットの支給あり)
・貸与品(PC関連・制服関連など)の郵送
・引き継ぎ書の作成&郵送
特に退職届は、『あなたの退職の意思を会社へ改めて伝える』役割を果たすので必ず忘れないようにして下さい!
7、退職完了
業者の指示を忠実にこなし、無事に退職日を迎えると晴れて退職完了です。
ただし、離職票や源泉徴収票など今後必要な書類を送付してこないなどの嫌がらせを受ける可能性もあります。
転職先が決まっている場合や、転職活動に影響を及ぼさないためにも以下記事で対策法を知っておいて下さい!
8、退職完了後のアフターフォロー
退職完了後は、任意でアフターフォローを受けられる業者があります。
具体的なアフターフォローは下記のような例が挙げられます。
失業保険の申請(追加料金の可能性あり)
転職サポート(使うべきではない理由を後述)
顧問弁護士からのカウンセリング
以上、退職代行の流れ・手順8STEPでした!
基本的に業者からの指示待ちなので、自発的にやることはほとんどありません。
通常の退職と退職代行の流れ・手順の違い
本章では、「上司に退職を申し入れる通常の退職」と「退職代行での退職」の流れ・手順の違いを解説します。
一目で分かるように表で示しますね!
↓(退職のステップ)↓ | 退職代行 | 通常の退職 |
1.退職の意思決定 | 特定の人や会社を理由にせず、反発を受けない前向きな退職理由を考える | |
2.退職の申し入れ | 業者が連絡。執拗な引き止めにあう心配なし | 2~3ヵ月前に自ら申し入れるのがベスト |
3.退職届の提出 | 業者のテンプレート通りに作成し郵送 | 無事受理されれば退職可能 |
4.退職日の決定 | 民法627条により、2週間後には退職可能 | 部内や人事部と打合せ、後任の選定や引き継ぎ 所要期間・有給残日数を踏まえ退職日決定 |
5.引き継ぎ | 法律上の規定はないがすべき(理由は後述) | 書類やデータ作成、後任を連れて挨拶周り |
6.最終出勤日 | 出社する必要無し | 社内の方々へ挨拶周り、貸与品返却 |
7.有給休暇の消化 | 労働組合・弁護士運営の業者なら全て消化可能 | 全て消化できずトラブルになるケース多い |
8.退職完了! | 各種書類の到着を待つ(書類が届かない場合は業者が対応してくれる) |
(左右にスクロールできます)
ご覧の通り、退職代行での退職は驚くほどに楽チンです。

退職代行=マイナスのイメージをまだ拭えない方は以下記事をどうぞ!
退職代行の流れ・手順をスムーズに進めるためには?
退職代行の流れ・手順をスムーズに進めるポイントは下記2つ。
・引き継ぎをしっかり行う
・労働組合もしくは弁護士運営の退職代行業者を選ぶ
順番にみていきましょう。
引き継ぎをしっかり行う
退職代行を使用しても、引き継ぎはしっかり行うべきです。
理由は少し多いので下記にまとめます。
・最悪の場合、緊急連絡先(親)へ連絡される可能性があるから
・退職後に上司から質問の連絡がくる可能性があるから
・損害賠償請求を受ける可能性があるから
・退職金が減額または不支給になる可能性があるから
要するに、引き継ぎを行わないリスクは高く、場合によっては親に連絡されたり訴訟に発展しスムーズに退職できなくなる可能性があるのです。

引き継ぎの重要性は十分理解しておくべきなので、以下記事をご参照下さい!
労働組合もしくは弁護士運営の退職代行業者を選ぶ
退職代行で失敗しないためには、労働組合もしくは弁護士運営の退職代行業者の選定が必須です。
なぜなら、労働組合もしくは弁護士運営の業者以外は『有給消化・残業代、退職金など』の"法律事務"にあたる交渉ができないから。
具体的には、交渉の権限がないのに法律事務を行うと弁護士法違反となります。
仮に弁護士法に違反する業者に依頼し事件に発展した場合、あなたも事情聴取など事件に巻き込まれる可能性があります。
退職代行業者の運営主体や、失敗しない業者の選び方は以下記事からどうぞ!
退職代行提携の転職サポートは使用べきではない理由
退職代行提携の転職サポートはぶっちゃけ本当に使わない方がいいです。
なぜなら、無名かつ求人数すら公開していない転職エージェントばかりだからです。
退職代行と提携している数々の転職エージェントを調査しましたが、「ここイイじゃん!」と思えるエージェントは0でした。
退職代行提携の転職サポートを使うと「お祝い金あり!」などと謳われていますが、甘い言葉には引っかからないで下さい。
コロナ禍で求人数が減少傾向の中で大切なのは、多くの求人数と濃いノウハウをもった転職エージェントの活用です。
会社を辞めてから空白の期間が長引けば長引くほど、面接官へ不信感を与えてしまいます。


総まとめ:退職代行の流れは簡単8STEP!
繰り返しですが、退職代行の流れ・手順は簡単8STEPです。
そして通常の退職と比べても圧倒的に楽であり、基本業者からの指示を忠実に行うだけです。
退職代行の使用をご検討の方は参考にして頂けると幸いです。
また、退職の後に待っている『転職』も視野に入れながら行動できると短期間で人生が激変する可能性がありますよ。