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本記事の内容
退職代行を使うと全ての有給消化が可能!
退職代行使用前に『有給』への理解を深めよう
退職代行で有給を全て消化するメリット・注意点
退職代行使用者に聞いた!有給消化する際のポイント
結論、退職代行を使うと全ての有給消化が可能です。
なぜなら、有給消化は法律で規定された労働者の権利で会社に拒否権はないからです。
今回は、退職代行で全ての有給を消化できる理由・有給消化する際の注意点、ポイントなどを解説します。
本記事を読むと、有給消化に対応できる退職代行業者が分かり、全ての有給を消化できるポイントまで網羅できます!

目次
- 退職代行を使うと全ての有給消化が可能!
- 退職代行使用前に『有給』への理解を深めよう
- 退職代行で有給を全て消化するメリット
- 退職代行使用により有給消化する際の注意点
- 退職代行使用者に聞いた!有給消化する際のポイント
- 総まとめ
2-1 有給消化は法律で規定された労働者の権利
2-2 有給休暇の付与日数や付与条件について
2-3 退職時の有給消化申請は法律上必ず通る
3-1 転職活動への時間・資金を確保できる
3-2 即日から出社する必要がない
3-3 執拗な引き止めにあうリスクがない
4-1 有給休暇の残り日数を事前に確認する
4-2 一般企業(株式会社)運営の退職代行業者へ依頼しない
4-3 引き継ぎはしっかり行う
退職代行を使うと全ての有給消化が可能!
繰り返しですが、退職代行を使うと全ての有給消化が可能です。
理由は、労働基準法により有給消化=労働者の権利と規定されているから。(詳細後述)
退職代行を使って有給消化する上で重要なのは、業者の種類とそれぞれのサポート範囲を理解することです。
運営主体 ↓ | 退職の意思伝達 | 法律事務 | 訴訟対応 | 相場感 |
株式会社 | 可能 | 不可能 | 不可能 | 1万円前後~3万円 |
労働組合 | 可能 | 可能 | 不可能 | 3万円前後 |
弁護士 | 可能 | 可能 | 可能 | 5万円以上+追加費用 |
※法律事務…有給消化、退職金、未払い給与などの各種"交渉" |
(スマホでは左右にスクロールできます)
ご覧の通り、労働組合か弁護士運営の業者へ依頼すれば有給消化の対応が可能となります。
当ブログがオススメする業者3社は全て有給消化に対応できます。
何日分の有給があれば出社せずに退職可能?
結論からいうと、仮に有給の残り日数が0日でも出勤なしで退職可能です。
なぜなら、"欠勤扱い"で対応できるから。
前提として、退職代行とは民法に基づき会社に退職を認めてもらう仕組みです。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
要するに、会社が反論しても『退職の申し入れ』から14日経過すれば事実上退職できるのです。
補足ですが、休日をふまえると実質10日(×14日)有給が残っていれば欠勤扱いなしで退職できますよ!
退職代行使用後の給与未払いが心配な方へ

上記のような疑問をお持ちの方も多いはず。
ということで、当ブログオススメ1位の退職代行ガーディアンへヒアリングしました。

・支払い額が少ない場合には請求することが可能です。


退職後に辞めた会社のことで悩みたくない方は、アフターフォローをきちんとしている退職代行業者を選ぶことが非常に大切です!
退職代行使用前に『有給』への理解を深めよう
退職代行使用前に『有給』への理解を深めて頂くため、下記3つを順番に解説します。
・有給消化は法律で規定された労働者の権利
・有給休暇の付与日数や付与条件について
・退職時の有給消化申請は法律上必ず通る
有給消化は法律で規定された労働者の権利
有給消化は下記の通り、法律で規定された労働者の権利です。
使用者は、その雇入れの日から起算して六箇月間継続勤務し全労働日の八割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した十労働日の有給休暇を与えなければならない。
そして重要なのは、正社員だけでなく有期雇用者(アルバイト・派遣・パートなど)にも有給消化の権利は適用されるということ。

有給消化をさせないブラック企業は多く存在しますが、完全に法律違反です。
有給休暇の付与日数や付与条件について
正社員・有期雇用者の有給付与日数や条件については以下一覧表をご覧下さい。
継続勤務年数 | |||||||
週所定労働日数 ↓ | 0.5年 | 1.5年 | 2.5年 | 3.5年 | 4.5年 | 5.5年 | 6.5年以上 |
5日(正社員含む) | 10日 | 11日 | 12日 | 14日 | 16日 | 18日 | 20日 |
4日 | 7日 | 8日 | 9日 | 10日 | 12日 | 13日 | 15日 |
3日 | 5日 | 6日 | 6日 | 8日 | 9日 | 10日 | 11日 |
2日 | 3日 | 4日 | 4日 | 5日 | 6日 | 6日 | 7日 |
1日 | 1日 | 2日 | 2日 | 2日 | 3日 | 3日 | 3日 |
※必須事項:6ヵ月以上継続勤務、全労働日の内8割以上勤務(ex:出勤日100日に対し21日以上休むとNG) | |||||||
※ポイント:1年に1度付与される、有効期限は2年 | |||||||
引用元:厚生労働省 |
(左右にスクロールできます)
もう少し深掘りすると、退職代行で全ての有給を消化できれば、下記のように退職代行費用を差し引いてもプラスになるケースが多いです。
例)時給1,000円、週4日5時間勤務、勤続年数6ヵ月、派遣の方
1,000円×5時間×7日=35,000円

退職時の有給消化申請は法律上必ず通る
会社には、労働者から申請を受けた有給消化のタイミングを変更できる『時季変更権』があります。
使用者は、前3項の規定による有給休暇を労働者の請求する時季に与えなければならない。ただし、請求された時季に有給休暇を与えることが事業の正常な運営を妨げる場合においては、他の時季にこれを与えることができる。
時季変更権を簡単にまとめると、繁忙期に人手不足になることを防ぐなど"会社を守るため"の規定です。
しかし、労働者が退職する場合は有給消化のタイミングを変えると退職の自由を奪ってしまうので、会社は受け入れざるをえません。
よって、退職時の有給消化申請は法律上必ず通るのです。
退職代行で有給を全て消化するメリット
退職代行で有給を全て消化するメリットは下記3つ。
・転職活動への時間・資金を確保できる
・即日から出社する必要がない
・執拗な引き止めにあうリスクがない
順番に解説していきます!
転職活動への時間・資金を確保できる
転職活動は一般的に2~3ヵ月の時間がかかり、面接時の交通費などで案外お金もかかります。
また、ぼくの経験上、在職中に転職活動を並行するのは体力的にかなりハードです。
その点、有給消化期間を転職活動に充てつつ、同時に資金確保できるのは非常に大きなメリットといえます。
転職面接では『退職後の空白期間』も重要視されるので、優良企業へ転職したいなら早めに求人確保すべきです。
退職代行を使うとラクに退職できるので、空いた時間は転職活動に使いましょう!
即日から出社する必要がない
前述の通り、労働組合か弁護士運営の業者を使えば有給消化(欠勤扱い)で会社へ行かずに退職できます。
例えば、あなたがパワハラ上司で悩んでいるとしたら二度と顔もみたくないですよね。
退職代行を使えば二度と嫌な上司に会わなくていいのもメリットといえます。
「即日退職」か「即日対応」どちらの業者を使うべき?
少し脱線しますが、退職代行業者は「即日退職」と「即日対応」どちらかを謳い文句にしています。
それぞれの意味合いは下記の通り。
即日退職
…依頼したその日に退職できる
即日対応
…依頼したその日に会社へ連絡してくれる
有給が残っているのに「即日退職」してしまうと大損なのでぜひ覚えておいて下さいね!

執拗な引き止めにあうリスクがない
退職代行を使うと出社する必要がないので、しつこい引き止めにあうリスクもなくなります。
実際ぼくは前職で上司に退職を申し入れた際、2時間半ほど監禁されて引き止めを受けました(笑)
世の中には監禁どころか、パワハラ・脅しなど過度な嫌がらせをする上司も存在します。
上記のような過度な嫌がらせを受けず、ノンストレスで退職できるのもメリットですね。
退職代行使用により有給消化する際の注意点
退職代行使用により有給消化する際の注意点は下記3つ。
・有給休暇の残り日数を事前に確認する
・一般企業(株式会社)運営の退職代行業者へ依頼しない
・引き継ぎはしっかり行う
順番に解説していきます!
有給休暇の残り日数を事前に確認する
有給の残り日数を事前に確認することは非常に重要です。
理由は単純で、会社が有給の残り日数を偽る可能性があるからです。
詳しくは後述しますが、退職代行で退職した知人は事前確認していたおかげで会社のウソを見破れた実例があります。
有給の残り日数は、給与明細やPCの勤怠管理画面で確認できる会社が多いのでぜひ確認してみて下さい!
一般企業(株式会社)運営の退職代行業者へ依頼しない
退職代行を使う際、一般企業運営の業者へは依頼しないようにすべきです。
なぜなら、一般企業運営の会社が法律事務(有給消化、退職金などの交渉)を行うと弁護士法違反(通称:非弁行為)に該当するから。
昨今では退職代行の利用者増加とともに、会社側も退職代行への理解を深めています。
間違えて非弁業者に依頼すると、下記のような危険性があるため要注意です。
・会社が有給消化を認めず退職手続きが進まない
・弁護士法違反で会社から訴えられ、あなたも事情聴取を受ける
・(非弁業者には交渉の権利がないため)結局あなたが呼び出される
上記のような面倒くさいことを防ぐためにも、慎重に業者を選んで下さいね!
引き継ぎはしっかり行う
退職代行を使う場合でも引き継ぎはしっかり行うべきです。
理由は、軽視できない様々なリスクがあるからです。
・損害賠償請求を受けるリスク
・会社から交渉を受けるリスク
・退職金が減るリスク
・親に連絡されるリスク
引き継ぎがどうしても面倒な方は、『退職代行Jobs』のように引き継ぎ書テンプレートを用意している業者を選ぶとラクですよ。
退職代行使用者に聞いた!有給消化する際のポイント
当ブログオススメ業者3社を使用した知人3人から、それぞれ"有給消化する際のポイント"を聞いたので紹介していきます!
『退職代行ガーディアン』を使用した知人より

業者さんも確認してくれるとは思いますが、有給の残りが0日の方は「即日退職」を目指しましょう。
『退職代行Jobs』を使用した知人より

「有給消化の依頼可能」のような曖昧な謳い文句には注意です。業者への相談時にできることを全て確認して下さいね。
『弁護士法人みやび』を使用した知人より

しかし、ぼくは勤怠管理画面にある"有給残"の写メを撮っていたのでウソを見破れました。
ブラック企業から脱出する際は、証拠を残しておくといいですよ。
総まとめ:退職代行で有給消化は可能!業者選定には注意
簡単に本記事の要点をまとめます。
有給消化するなら、業者は労働組合か弁護士
有給消化は労働者の権利、退職時は時季変更もされない
転職活動を並行しよう
引き継ぎはしっかり行おう
有給残り日数が0日の方は「即日退職」を目指そう
本記事があなたの1歩踏み出すキッカケになれば幸いです。