転職 銀行員

【銀行員を辞めて後悔する?】元銀行員が数字で真相に迫る

銀行員を辞めるか迷っている人

・銀行員を辞めたいけど辞めたら後悔するか不安…

・元銀行員は辞めて後悔しているの?

・元銀行員の声を聞かせて!

こんなお悩みを解決します!

 

本記事の内容

元銀行員45人が辞めて後悔したこと・良かったこと

筆者が銀行員を辞めて後悔したこと・良かったこと

銀行員を辞めて後悔しないためのコツ

銀行員は転職に有利って本当?具体的な転職先は?

 

銀行員は「ノルマはキツい・付き合い多い・休日の時間も削られる」で辞めたくなっちゃいますよね。

でも"安定"のイメージがある銀行を辞めると後悔するか心配ですよね。。

 

先に結論をいうと、正しい転職活動さえ行えば後悔する可能性なんて0%です。

もっというと、ぼくの同期(6年目)は半分以上が辞めていますが、会って話した同期はみんな辞めて喜んでます。もちろんぼくも(笑)

 

本記事では、元銀行員への調査結果やぼくの体験談を元に『銀行員を辞めると後悔するか』について徹底解説していきますね。

 

本記事を読めば『銀行員を辞めても後悔しない理由・後悔しないためのコツ』が明確になります!

 


 

元銀行員45人に調査!辞めて後悔したこと・良かったこと

銀行員を辞めて良かったこと・後悔したこと

計45人の元銀行員(地銀・メガバンク・信金)に"最も"辞めて後悔したこと・良かったことを調査しました。

元銀行員らしく数字で示します!

銀行員を辞めて後悔したこと銀行員を辞めて良かったこと
内容人数(人)内容人数(人)
社会的信用度が低下14キツいノルマから解放された15
休暇が減った11パワハラから解放された8
残業が増えた9自由時間・家族との時間が増えた6
年収が下がった7職場環境が改善できた5
マニュアルがなくて大変4年収が上がった4
スキルがついた3
副業ができる環境になった2
業界への不安が消えた2
4545
銀行員を辞めて後悔している人45人中『2人』

(スマホでは右にスクロールできます)

 

結果、辞めて後悔している人は45人中2人。

後悔したと回答した2人には後悔した理由の詳細を聞いてみました!

 

正直、ノルマがしんどすぎて勢いだけで辞めた。転職の仕方もよく分からないままとりあえず内定がでたところへ転職したので、年収も下がり残業も増えた。もう少し慎重に行動すべきだった。

 

口出しされるのが嫌いな性格だったので、転職サイトを活用し全て自分の力で転職した。入社後、求人内容や面接時の雰囲気と大きなギャップに気付き後悔。。素人がブラック企業を見分けるのは難しいと痛感。

 

一言でまとめると、2人とも『転職の仕方』に問題があったようですね。。

 

転職する際は『転職エージェント』『転職サイト』のどちらかで転職する方がほとんどです。意味が分からない方はコチラの記事をご参照下さい!
筆者YU

 

続いて、元銀行員が辞めて後悔したこと・良かったことの理由で多かったリアルな口コミを紹介していきます。

 

銀行員を辞めて後悔した理由で多かったリアルな口コミ

社会的信用度が低下

第二地銀からベンチャー企業へ転職したが、メガバンクや大手地銀の住宅ローン審査で落ちた経験がある。

銀行員時代の観点から返済比率や個人信用面では問題無いと思っていたが、勤務先の業歴など足元を見られたか。

銀行員の時に審査に出せばおそらく通っていた。銀行員はやはり社会的信用度は高いかも。

◇第二地銀⇒ITベンチャーへ転職(男性)

◇年収420万円⇒年収420万円

◇入行後4年3ヵ月で転職

 

休暇が減った

私は旅行が大好きで、銀行員時代は年に1回取れる長期休暇で旅行が安い平日に行っていたが、平日に連休を取れず安い時期には行けなくなった。

また、銀行員時代は有給の他に与えられる特別休暇があったが、今思うと特別休暇も非常に貴重だった。

◇メガバンク⇒鉄鋼メーカーへ転職(男性)

◇年収520万円⇒年収500万円

◇入行後3年で転職

 

残業が増えた

銀行員時代は残業を控えろ!と言われ月の残業時間は5時間程度だったが、転職先は残業に対して甘いので月の残業時間が20時間程度と長くなった。

夜の自由時間は少し減ったものの、その分残業代が給与として返ってくるのでどう捉えるかは個人次第。

◇信用金庫⇒専門商社へ転職(女性)

◇年収350万円⇒年収350万円

◇入庫後2年6ヵ月で転職

 

年収が下がった

転職して年収が下がった。働く環境が良くなり心身共に健康にはなったが、やはりお金も大切。

贅沢な話しですが…(笑)銀行員はつぶしが利かないので長く働き続けると異業種でのキャリアアップは難しそう。

◇メガバンク⇒コンサル会社へ転職(男性)

◇年収990万円⇒年収850万円

◇入行後8年6ヵ月で転職

 

以上から、ローン関係は銀行在籍時に組んでおいた方が良いかもしれませんね。

 

また、ある程度の勤続年数になると異業種でのキャリアアップは相当難しいといえます。

 

銀行員を辞めて良かった理由で多かったリアルな口コミ

キツいノルマや人格否定からの解放

厳しすぎるノルマ・常態化したパワハラや人格否定から解放され、毎日が非常に楽しくなった。

今思うと銀行のノルマの項目多すぎ(笑)今思い出すと毎日せっせと無駄な営業ばかりしてバカらしかった。

ついたのは飛び込み営業で屈さない強靭なメンタルだけ。ひとまずPCの勉強をします。

◇第一地銀⇒市役所(男性)

◇年収400万円⇒年収400万円

◇入行後2年で転職

 

年収が上がった

銀行員時代に必死に学んだノウハウを発揮し、年収を大幅に上げることに成功。

今は給与への反映度合いがまるで違う。私が獲得した手数料をどれだけ銀行に奪われてたんだ…

◇第一地銀⇒外資系金融機関(男性)

◇年収380万円⇒年収900万円

◇入行後2年2ヵ月で転職

 

自由時間が増えた

休日の自由時間が増えてとても嬉しい。銀行員時代は辞めたら何の意味も無い資格試験だらけで休日をかなり消費していた。

そして謎の運動会や地域の行事の手伝いなど、無駄なサービス出勤が多かった。

今は大好きなゴルフやサーフィンで休日は超充実してます。

◇信用金庫⇒WEBマーケ会社(男性)

◇年収420万円⇒年収410万円

◇入庫後3年で転職

 

家族との時間が増えた

年収は多少下がったものの、離れていた妻と子どもと一緒に暮らすことができて幸せ。

結婚しているにも関わらず、単身で各地を転々とするのはかなりキツかった。

◇メガバンク⇒家電メーカー(男性)

◇年収760万円⇒年収680万円

◇入行後5年6ヵ月で転職

 

やはりキツいノルマやパワハラからの解放が良かったと感じている人が多いですね。

 

また、年収アップに成功している人たちは総じて早い内に転職しています。(ぼく含め)

 

筆者が銀行員を辞めて後悔したこと・良かったこと

銀行員を辞めて後悔したこと・良かったこと

ぼくは銀行を約2年半で辞めましたが、異業種転職&年収約80万円UPに成功しました。

 

声を大にしていいますが、「3年働かないと転職は難しい」は幻想です。

 

ぼくが銀行を辞めて後悔したこと・良かったことは下記の通りです。

 

辞めて後悔したこと

・残業が増えた

・長期休暇で平日に旅行に行きづらくなった

・銀行の社会的信用度は高かった

 

辞めて良かったこと

・厳しいノルマから解放された

・重苦しい雰囲気から解放された

・休日含め時間を有効活用できるようになった

・年収が上がった

・家族の笑顔が増えた

 

ご覧の通りぼくは辞めて良かったことの方が圧倒的に多く、全く後悔がありません。

仮に年収1,000万で銀行からオファーがきても一瞬で断ります(笑)

 

後悔したことを3つ挙げましたが、辞めてよかった恩恵の方が大きすぎてぶっちゃけ後悔するレベルに値していないです。

 

もう少し詳しく知りたい方は以下記事をご参照下さい!

 

転職してから感じましたが、銀行のノルマは異常です。そしてマイナス金利によって業界衰退が進む中、人材会社や補助金仲介会社などと提携してノルマの獲得項目が増える一方なのも骨が折れますよね。
筆者YU

 

銀行員を辞めて後悔しないためのコツ

銀行員を辞めて後悔しないコツ

銀行員を辞めて後悔しないためのコツ4つは下記の通り。

・退職したい理由を整理する

・やってみたいこと・転職の希望条件を考える

・転職活動のスケジュールを立てる

・転職エージェントをフル活用する

元銀行員知人の失敗談も踏まえた上で順番に解説していきます!

 

退職したい理由を整理する

まずやるべきなのは『退職したい理由を整理する』こと。

なぜなら、退職理由を整理しないことには次で解説する自己分析ができないからです。

 

そして重要なのは『退職理由から応募先企業への志望動機まで、全てに一貫性をもたせること』です。

 

一貫性をもたせるためには、原点となる退職理由の整理が必要不可欠です。

 

主張に一貫性がなければ、面接官を納得させられず採用されにくくなるでしょう。

 

当たり前のようで重要なことなのでぜひやってみて下さい!

 

やってみたいこと・転職の希望条件を考える

やってみたいこと・希望条件を明確にする上では、自己分析業務の棚卸が必要です。

 

銀行という厳しい環境で働くうちに、入行当初の自分への理解と、現在の自分にはギャップが生じているはずです。

 

そのギャップに気付き、現在の自分はどうなりたいのか、夢や目標を叶えるためにはどうすべきなのかを考えることが自己分析です。

 

自己分析は志望業界・業種、希望条件の決め手になりますので、ぜひしっかり行って下さい!

 

やってみたいこと・希望条件を明確にすることで、「内定がでた企業にとりあえず入社する」という失態は避けられるはずです!
筆者YU

 

詳しい自己分析・業務の棚卸の方法は以下記事をご参照下さい!

 

転職活動のスケジュールを立てる

事前に転職活動のスケジュールを立てるのも非常に重要です。

なぜなら、スケジューリングが適当だとダラダラ転職活動を続けてしまう可能性があるからです。

 

優良企業の求人は予想以上にすぐなくなります。

ダラダラしている間に優良企業を次々と取られ、120%納得できる企業へ転職できなくなるかもしれません。

 

納得いく企業への内定を獲得するためにも、スケジュールを区切ってメリハリをつけて活動していきましょう!

 

スケジュールを立てる際は、以下記事を参考にして下さい!

 

転職エージェントをフル活用する

転職エージェントとは簡単にいうと、求職者と企業の間に入り面倒な転職の手続きを代行してくれ、求職者を入社まで徹底サポートしてくれる人材紹介会社です。

 

具体的に転職エージェントで受けられるサポートは下記の通り。

現状のお悩みや転職に向けた希望条件の打ち合わせ

あなたの希望条件や人柄にあわせた求人紹介

履歴書や職務経歴書など各種書類の作成や添削サポート

面接日程の調整や面接対策サポート

推薦書であなたの内定を後押し

内定後の入社時期や年収などの条件交渉

これだけサポートしてくれるのに完全無料です。

 

転職エージェントを活用することで、楽に・安全に転職活動が進められますよ。

 

オススメの転職エージェントを以下記事にまとめましたので、登録までサクッと終わらせてしまって下さい!

 

優良求人は人気なので想像以上に秒速でなくなります。今登録するかしないかで今後の人生を左右するかもしれません。
筆者YU

 

銀行員は転職に有利って本当?

転職

『銀行員=勤勉=優秀』というイメージを持たれており、特に20代銀行員は転職先から歓迎されやすいです。

 

その他にも下記4つの良いイメージを持たれています。

財務諸表を読めたり決算書を読めたり、数字に強そう

厳しい縦社会で育ってきた為、最低限の社会人としてのマナーが備わっていそう

様々な資格取得をしており、勤勉で真面目そう

厳しい営業ノルマを与えられてきた為、ストレス耐性が高そう

 

せっかくいいイメージを持たれているので、面接のアピール材料などにも上手に混ぜて内定を目指しましょう!

 

『銀行員は転職に有利か』については以下記事で深堀りしています!

 

元銀行員45人に調査!銀行員の具体的な転職先とは?

疑問

結論をいうと、具体的な転職先は転職時の年齢によって変わります。

 

20代~30代前半なら実績よりポテンシャルで採用される為、転職のハードルは低く、異業種転職も可能です。

 

30代後半以降では即戦力となるかが重要視されるため、スキルのない銀行員は同業界内の転職が多くなります。

 

詳しくは以下記事で丁寧に解説しています!

 

少しだけ記事内容を取り出すと、20代銀行員45人の転職先は以下の結果となっています。

n=45人金融業界内転職異業種転職
退職時期外資系政府系保険・証券公務員メーカー商社コンサル人材その他
入社3年以内101434225
入社3年以降34342131 2
合計(人)
444855537
1233

(スマホでは右にスクロールできます

 

30代後半以降では下記のような転職先が多いです。

外資系金融機関

リース会社

クレジットカード会社

ネット銀行

証券・保険会社

 

ここまでご覧頂いた方は後悔のない転職ができるはず。異業種転職したい方は、1日でも早い方が有利なのでまずは転職エージェントへの登録から始めましょう!
筆者YU

 

総まとめ:銀行員を辞めても後悔しない!

まとめ

繰り返しですが、正しい転職活動さえ行えば銀行員を辞めても後悔しません。

 

45人の中の2人も正しい転職活動さえしていれば後悔しなかったはずです。

 

銀行員も確かに悪いところばかりなワケではありません。

 

しかし、メガバンクが大規模なリストラを打ち出したり、地銀の収益悪化も頻繁にニュースに挙げられています。

 

そして今後はAIやフィンテックの導入により更なる人員削減や店舗縮小は避けられないでしょう。

 

ギリギリになって焦って転職するよりも、早い内に見切りをつけて転職した方が賢明だと思います。

 

『辞めたら後悔するか』お悩みのあなたに本記事で1歩踏み出す勇気を与えられれば幸いです。

 

  • この記事を書いた人

ジョブクリーン編集部

編集長YUの経歴:上場銀行▶上場メーカー | ハイクラス転職活動経験あり | 自身の体験に基づいた転職・退職の記事を投稿 | 転職記事に関しては500名以上の転職成功実績をもつ『某大手現役キャリアアドバイザー』に監修済