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銀行を辞めたい時の対処法!メーカーへ転職した元銀行員が解説

銀行員

・銀行員を辞めたいけど転職上手くいくかな…

・銀行員はどんな理由で転職したの?

・銀行員はどんなところに転職できるの?

こんなお悩みを解決します!

 

本記事の内容

元銀行員の知人45人に聞いた!多かった転職理由5選

辞めたい時の対処法

【年代別】銀行員の具体的な転職先

オススメの転職エージェントと転職の流れ

 

銀行員は想像以上にハードで身も心もボロボロになり、辞めたい…と思う時ありますよね。

ぼくも銀行員時代同じ気持ちで転職しました。

 

今回はそんなぼくが『銀行員の主な転職理由・辞めたい時の対処法・具体的な転職先』などについて解説します。

 

本記事を読めば『今後どう行動していくべきか・転職への恐怖心』などのお悩みを解消できます!

 

 

元銀行員の知人45人に聞いた!多かった転職理由5選

悩み

ここでは、元銀行員45人(地銀・メガバンク・信金含む)に聞いて多かった転職理由を5つお伝えしていきます。

 

やはり思っていることはみんな同じですね、、と言った感想です。

 

ノルマが厳しい

銀行員はノルマが非常に厳しいです。融資残高や手数料目標以外にも、ローン関係やクレジットカードや給与振込やiDecoなど沢山のノルマがあります。

 

それを毎日の会議で報告させられ、数日の行動予定までガッチリ握られ、時には管理され、心身ともにどんどん疲弊していきます。

 

最近で言えば、人材派遣会社や補助金仲介会社と提携したり、年々ノルマとなる諸項目が増えて行っている印象です。

 

銀行業界自体が衰退していっている

マイナス金利が導入されてから収支も大きく悪化し、メガバンクを筆頭に人員削減や店舗の統廃合が進み、一部地銀では給与カットまでされている異常事態です。

 

今後、フィンテックが次々に導入され、更なる人員削減も進むことでしょう。

 

未だに「銀行員は安定」というイメージは根強く残っているものの、実際のところは全くもって安定とは言えない状況です。

 

また、マイナス金利の影響で銀行同士の競争も激化し、企業側の立場が強くなっており、銀行員は「お願い営業」をする場面が非常に多いです。

 

資金需要が無いにも関わらず支店業績の為だけに頭を下げて融資を受けて貰うなど、顧客本位の営業活動がしづらいのも多くの銀行員の転職理由の1つです。

 

現状の給与に納得できないから

給与への不満は特に個人営業を経験している銀行員に多いイメージですが、どれだけ手数料収入を上げてもほぼ年収は変わらないですよね。

 

それだったら一層のこと外資系企業や保険会社へ転職してキャリアアップするという方が多いです。

 

給与カットされている銀行については、尚更この思考が強いでしょう。

 

転勤が多くワークライフバランスの両立ができない

銀行は一般的に3年前後での異動が多く、メガバンカーは全国各地を飛び回ります。

 

そのため結婚したくても中々できない、そもそも結婚出来る相手が見つかりにくい、または単身赴任で家族と中々過ごせないなどワークライフバランスの両立が難しいようです。

 

この悩みは、年を重ねる内に段々深刻になってきますよね。

 

企業体質・人間関係に嫌気が差した

銀行の多くには、古い組織体質が残っており「若者は1番に出社」「縦関係が厳しく言い返せない」など、自分を消して無意味な慣習に従わざるを得ない場面が沢山あります。

 

そのため、「仕事の為だけに生きる」ような考え方に陥ってしまいがちです。全く楽しく無いですよね。

 

また、体育会系であるところも多く、数字が取れないと激しい人格否定されることも往々にしてあります。

 

このようなことが積み重なり、完全にやりがいを失い、辞めていく銀行員も非常に多いです。

 

銀行を辞めて良かった点

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正直、私は転職して良かったことがたくさんありました。心が豊かになり寿命も延びた気がします。

 

ここでは辞めて良かったと感じる点を5つ挙げていきます。

 

厳しいノルマから解放された

前章のよくある転職理由でも触れているのでここではサラッと書きますが、振り返ると、やはり銀行のノルマは相当厳しかったと感じます。

 

特に飛び込み営業。これ超辛かったです。風の日も雨の日も名刺を片手に1日10~20件ひたすら飛び込み営業をかける。99%が苦い思い出です。。

 

この飛び込み営業&毎日の会議での詰めから解放されたのは本当に大きかったです。控え目に言って、寿命が延びました!

 

重苦しい雰囲気から解放された

これはあなたの所属している支店や部署によりけりですが、私の所属していた支店は法人特化型店舗で非常に殺伐としていました。

 

雑談禁止、コピー用紙切れ等の雑用や電話対応は何があろうと若者が一瞬で対応 などなど。。

冗談抜きでパートさんとコソコソ喋ることだけが唯一の楽しみでした。

 

現職では『雑談も仕事の一環』という雰囲気の中で働けているので、非常に気持ちが楽になりました。

 

休日含め時間を有効活用できるようになった

銀行の特徴として、資格を取得しなければ出世できない仕組みになっているので、勉強で休日が潰れることがざらにあります。

 

特に、転職したら何の意味も無い「銀行業務検定」。正直、今活かせている資格は簿記くらいです。

 

加えて、地銀や信金は地域に密着した金融機関なので、清掃活動やマラソンのお手伝いなど強制参加のイベントが多かったです。

 

上記にような望んでもいない資格の勉強、ボランティア活動が無くなったのは非常に大きいと感じます。

 

年収が上がった

どのような転職先を選択するかで変わりますが、ぼくは年収を約80万円上げることに成功しました。

 

たった約2年半しか銀行に勤めていませんでしたが、キャリアップできました。

 

今後、AIやフィンテック等により銀行業界の衰退は確実に加速されるので、今から転職を考えてもいいかもしれません。

 

実際、ぼくの同期も入行当初は110人いましたが、6年目の現在は半分以下になっています。

 

家族の笑顔が増えた

銀行員時代の私と言えば、帰宅時には疲れ果てており、身体的にもメンタル的にもボロボロでぶっ倒れそうな日が多々ありました。

 

そのため、妻との会話も減ってしまい、喧嘩になる⇒夜中まで寝れない⇒次の日壊滅状態って結構ありました。。

 

ぼくが転職して1番幸せを感じているのは『家族の笑顔が増えた』ことです。

 

銀行を辞めて後悔した点

ここでは、辞めて後悔した3点を挙げていきます。

 

残業が増えた

近年、特に銀行は働き方改革で残業時間の短縮が求められており、銀行によっては、「1週間に最低1回は支店全員が定時退社する」といったルールがあります。

 

このような取り組みのお陰で、銀行員時代は最高でも月30時間程度しか残業したことがありませんでした。

 

しかし、現職は銀行ほど働き方改革に注力できていない為、月の残業時間は確実に増えました。

 

このように、会社に拘束される時間が増えたのは後悔した点の1つです。

 

長期休暇で平日に旅行に行きづらくなった

銀行の数少ない魅力の1つに、毎年使える「長期休暇制度(特別休暇)」があります。

 

ぼくはこの休暇を利用し毎年平日に安くで長期旅行をしていましたが、出来なくなったのは残念でした。

 

現職のようにお盆は休みの企業が多いですが、どこに行っても人混みで中々旅行等に行きづらいです。

 

この長期休暇が無くなったことは後悔の1つと言えます。

 

銀行の社会的信用度は高かった

身内や友人に「どこで働いてるの?」と聞かれ、「銀行」と答えると良い反応が返ってきました。

 

しかし、転職して「メーカーで働いてる」と言うと、反応が非常に薄くなったように感じます。

 

小さなことですが、昔の銀行員=エリートという名残はまだ消えておらず、『銀行員ブランド』はあったんだ…と感じます。

 

銀行員は未だに社会的信用度が高いのは事実です。

 

銀行を辞めたいと思った時の対処法

銀行

あなたの悩みは様々あると思いますが、「辞めたい」と思った時に考えられる一般的な対処法を3つ挙げていきます。

 

仕事の割り振りを調整してもらうよう上司に依頼する

もしあなたが業務量の多さが理由で退職を検討されているのであれば、割り振りの調整を申し入れるのは1つの手段です。

 

1番勿体無いケースは、銀行の仕事にやりがいは感じているものの、業務量の多さだけの理由で転職してしまうことです。

 

ぼくの同期にそのような退職者がいましたが、銀行への未練は残っている印象でした。

 

後悔しては非常に勿体無いので、上司に相談して解決できる悩みであればすぐにでも解消できるよう行動しましょう!

 

上司や人事部に支店(部署)の異動を申し入れる

どうしても人間的に合わない上司やパワハラが過度な上司って実際に存在します。

 

ぼくの同期でも、支店長のパワハラによりうつ病寸前まで追い込まれ、人事部に異動を申し入れて新たな支店で復活したという例もあります。

 

「銀行で今後も働き続けたい」という意思があるならば、異動の申し入れも十分アリですね。

 

思い切って転職する

上記の対処法で解決できないのであれば、思い切って転職すべきだと強く感じます。

 

なぜなら、ぼくは転職して『仕事で人生は大きく変わる』と確信したからです。

 

具体的には、毎日の気分・家族との接し方・収入・休日の自由・健康状態など生きて行く上で欠かせない数々のポイントが大幅に改善されました。

 

健康状態とは、実は銀行員時代よく鼻血が出たり、毎日お腹を壊していたのですが、転職して無くなりました。やはり強烈なストレスを感じていたようです。

 

確かに転職は勇気のいる行動ですし、上司への申し入れや退職手続きなど面倒くさい部分もあります。

 

しかし、このまま銀行員として我慢して働かなくても、もっとあなたらしく働ける職場は必ずあります。

 

よく3年経たないと転職しづらいとか言われますが、ぼくの経験上、対策さえきちんとすれば心配いりません。

 

ぜひ本記事をきっかけに今すぐ転職に向けて考えましょう!

 

20代・30代以上の具体的な転職先とは?

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結論、20代は異業種への挑戦ハードルが低く、30代以上は高くなります。

 

なぜなら、20代(特に入社3年前後の第2新卒)は伸び代がありそうか、30代以上は即戦力となれるかが採用基準となるからです。

 

このあたりの『具体的な転職先』については以下記事にて解説しております。

 

まずは転職エージェントへ無料登録して求人を確保

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選択肢として転職をお考えの方は、まず転職エージェントに無料登録(5分で完了)して求人を確保すべきです。

 

なぜなら、優良求人は無くなるのが本当に早く、転職活動はスピードが命だからです。

 

また、求人をストックしておくだけでも【転職という選択肢】を常に持てるので心に余裕が出ます。

 

以下記事をご覧頂ければ登録すべき転職エージェントや大手の求人数比較などが一目瞭然です。

 

総まとめ

まとめ

本記事での要点を下記にまとめます。

・元銀行員に聞いた多かった転職理由5点

・銀行を辞めて良かった5点

・銀行を辞めて後悔した3点

・辞めたいと思った時の対処法3点

・20代、30代の具体的な転職先

・まずは転職エージェントへ無料登録(簡単5分)

 

本記事をきっかけにあなたが人生の最良の選択ができることを祈っております。

 

繰り返しですが、優良求人は本当にすぐ無くなりますので今すぐ登録までしてしまいましょう!

 

転職は勇気のいる決断ですので、時には勢いがないと一生転職できなくなります。。

  • この記事を書いた人

ジョブクリーン編集部

編集長YUの経歴:上場銀行▶上場メーカー | ハイクラス転職活動経験あり | 自身の体験に基づいた転職・退職の記事を投稿 | 転職記事に関しては500名以上の転職成功実績をもつ『某大手現役キャリアアドバイザー』に監修済