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最新!ブラック企業はなぜなくならない?【厄介な3つの理由】

ブラック企業

ブラック企業はなぜなくならないの?勤務先がブラック企業なんだけどどう対処したらいい?

こんなお悩みを解決します!

 

本記事の内容

ブラック企業の概要

ブラック企業が無くならない理由

働く人が辞めない理由

ブラック企業への対処法

 

結論からいうと、ブラック企業がなくならない理由は、『政策・国民性・終身雇用』にあります。

 

そのため短期間でブラック企業がなくなる可能性は低く、改善には長期間必要になるでしょう。

 

「長期間も働き続けられないよ…」という方向けに、すぐに使える対処法もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

本記事を読むと、ブラック企業は簡単になくならない事実がわかり、あなたに合った行動方針が定まりますよ!

 

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そもそもブラック企業とは?

ブラック企業

まずブラック企業の定義ですが、実は明確な定義がありません。

 

世間一般でいうブラック企業は、厚生労働省が示す3つの特徴から判断されています。

  1.  労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
  2. 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
  3. このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う

(引用元:厚生労働省

 

もっと分解すると、下記の通り。

  • 長時間労働
  • 厳しいノルマ
  • 残業代なし
  • パワハラが横行
  • えこひいきがある
  • コンプライアンス意識が低い

 

勤務先が上記に複数該当していたら、立派なブラック企業といえるでしょう。。
筆者YU

 

ブラック企業はなぜなくならない?【3つの理由】

ブラック企業

ブラック企業がなくならない理由は、下記3つ。

  • 国としての取り締まりが甘い
  • 国民性的に企業を訴訟しない
  • 雇用の流動性が低い

順番にみていきましょう。

 

国の取り締まり(政策)が甘い

まずは、国の取り締まりの甘さが挙げられます。

 

たとえば、労働に関する相談窓口である"労働基準監督署"に相談しても是正勧告で終わることが多く、根本的な解決にならないことが多いです。

 

筆者YU
労働基準監督署は、勤務先がブラック企業である証拠がないと動かないのも難点ですね。。

 

また、2019年に時間外労働の上限規制(36協定)が導入されましたが、約4割の企業に未導入という調査結果が出ています。

 

罰則や巡回の強化・通報への柔軟な対応を考え直さなければ、一向にブラック企業はなくならないでしょう。
筆者YU

 

国民性的に企業を訴訟しない

続いて、日本人の国民性的に企業に訴訟を起こさないことが挙げられます。

 

訴訟を起こすのは自ら命を絶つなど重大な事実が起こった後が多く、企業側に緊張感がないのです。

 

筆者YU
訴訟の国アメリカのように、常に訴訟リスクがあると企業側の姿勢も変化するはずですが。。

 

良くも悪くも優しい国民性の影響もあり、自分を苦しめてしまう方が多いように感じます。

 

勤務先では当たり前でも、外の世界にでて異常だったと気付くことはたくさんありますよね。
筆者YU

 

雇用の流動性が低い

雇用の流動性とは簡単にいうと、『転職回数』のことです。

 

日本では長らく終身雇用が定着しているため、一度勤めた企業で働き続ける文化がまだ残っています。

 

そのため、以下図の通り、世界の先進国と比較すると雇用の流動性で最下位なんです。

 

終身雇用の文化から、人材流出のリスクを軽視したブラック企業が多いといえるでしょう。

 

とはいえ、「ブラック企業なら早く辞めればいいのに…」という意見も見られます。

 

ブラック企業で働く人はなぜ辞めないのか、次で理由をみていきましょう!
筆者YU

 

ブラック企業で働く人はなぜ辞めないのか

疑問

ブラック企業で働く方々は、なぜ転職に踏み出せないのでしょうか。

 

日本労働経調査組合によると、以下の調査結果になりました。

 

会社を辞められない理由TOP3

  1. 転職活動が不安 41.7%
  2. 生活が困窮する 38.9%
  3. 家族を不安にさせる 19.9%

 

家庭を持つ身として、転職=リスクと考えるのは共感できますが、一度もチャレンジせずに諦めるのはもったいない気がします。

 

辞めなくても求人を見ることはできますし、プロから求人紹介を受けることだって可能です。

 

ぼくはゆるーい現職へ転職できたことで朝と夜の憂鬱気分が激減し、やっと仕事が楽しいと思えるようになりました。

 

そして家でも笑顔が増え、家族サービスもたくさんできるくらい生活が激変しましたね。

 

想像以上に求人はたくさんあるので、求人をストックするだけで心に余裕ができますよ。

 

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ブラック企業だと思う方の対処法

ブラック企業

ブラック企業への対処法は、下記の3つ。

  • 労働組合に相談する
  • 労働基準監督署に相談する
  • 勇気を出して転職する

順番に解説していきます!

 

労働組合に相談する

最も手軽な方法は、労働組合に相談することです。

 

理由は、組合には組合員を守る使命があり、経営側と対等に交渉する権利(団体交渉権)があるから。

 

実際ぼくは労働組合の役員を務めていて、組合員から上がってきた労働条件改善などのお困りごとについて経営側と交渉しています。

 

問題の深刻さにもよりますが、早ければ問題を起こしている本人とさえ話しができれば解決できる場合もありますよ。

 

すべて社内で完結するので、労働組合へ相談するのが最も手軽といえるでしょう。

 

あなたの勤務先に労働組合がある前提です。

 

労働基準監督署に相談する

次に、労働基準監督署に相談するのも1つの手です。

 

特に下記のような場合は、体調を壊す前に相談してくださいね。

  • 耐えがたいパワハラ
  • 改善されない長時間労働
  • 退職させてくれない
  • 一方的な給与減額  etc...

 

労働基準監督署とは?

(中略)労基法違反の取締捜査、労働安全衛生法等による免許の選任、就業規則の検認、届けを行う厚生労働省の出先機関

引用元:Wikipedia

 

労働基準監督署の"総合労働相談コーナー"(全国379ヵ所に存在)へ行けば、無料で相談にのってもらえ、企業への対処を行ってくれます。

 

とはいえ、ブラック企業である証拠を求められる可能性もあるので、心身ともに限界の方にはかなり手間かもしれません。

 

そのような場合は、すべての退職手続きを代行してくれ、二度と会社の人々と会わずに済む『退職代行サービス』を検討するのも一つですよ。

 

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有給消化・未払い残業代の交渉をできる業者を選べば、費用+αで回収できる可能性があります。
筆者YU

 

勇気を出して転職する

やはり1番の対処法は、勇気を出して転職することです。

 

なぜなら、人生のうち長く生活する職場が変われば、人生そのもが好転するからです。

 

具体的に、ぼくは転職して下記のように人生が好転しました。

  • 家族の笑顔が増えた
  • 毎日の憂鬱気分が激減した
  • 厳しいノルマから解放された
  • 毎日の鼻血や腹痛から解放された
  • 年収が上がった
  • 休日を充実させられるようになった
  • 楽しく雑談できる職場に変わった

 

たしかに転職には勇気が必要で面倒くささもありますが、行動しないと永遠に今の辛い状況が続きます。

 

今の辛い状況を永遠に我慢するか、数ヶ月で人生を好転させるかどちらがいいでしょうか?

 

転職のプロから適正な求人紹介を受け、気になる求人情報をストックしておくだけで『転職という選択肢』がもてますよ。

 

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まとめ:ブラック企業は簡単になくなりません

職務経歴書

繰り返しですが、ブラック企業は『政策・国民性・終身雇用』により簡単にはなくなりません。

 

なので、今勤務先で苦しい目に遭っている方は、思い切って環境を変えませんか?

 

転職が不安な気持ちはわかりますが、行動しなければ苦しい状況は永遠に続きます。

 

仮に今すぐ転職しなくても、求人情報は無料で集められ、いつでも取り出せる選択肢になりますよ。

 

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  • この記事を書いた人

ジョブクリーン編集部

編集長YUの経歴:上場銀行▶上場メーカー | ハイクラス転職活動経験あり | 自身の体験に基づいた転職・退職の記事を投稿 | 転職記事に関しては500名以上の転職成功実績をもつ『某大手現役キャリアアドバイザー』に監修済